ちっぽけなセイル掲げ 風向きを確かめて
航海に出ると決めた 星の夜
海図すら持たぬままに コンパスの射す先へ
砂浜に沈む足を蹴り上げた
すべりだす船 離れる街大声で叫ぶさよなら
さあー
白波がHullを叩いて舞う飛沫
目指す憧れ続けた夢
頼りない誇りも 帆に大きく描け
いまだ知らない大地向けて
幾つもの島を巡る カモメの群れを連れて
終わりのない旅の果て 知りたくて
見知らぬ人の優しさとか
こぼれた涙の理由とか
さあー
白波がHullを叩いて舞う飛沫
行こう 憧れ続けた場所
譲れない誇りを 帆に大きく描け
いまだ果てなき 航路の途中
水平線に揺らめいた影
手の望遠鏡 空に投げ捨て こぶしを上げたー
白波がHullを叩いて舞う飛沫
目指す憧れ続けた夢
潮風に誇りをはためかせて駆ける
蒼く果てなき海の上を