頬の泥を拭い
少女が見上げた空は近く
肌を撫でる風を
つかまえて占う 天気予報
外れた金のぼたん 握り
寺院へ抜ける小径をゆく
口ずさむ遊牧の唄
草原を渡るリクの群れとホーミー
大地に根を張り生きる
愛しあい 分かちあう幸せ 感じて
頬の汗を拭い
道でものを売る子供たちは
つかめそうなほどの雲に手を伸ばし
夢を描く
やがて暮れなずむ町
煉瓦の壁に沿って家路につく
口ずさむ感謝の唄
幼い楽団 星の下のステージ
大地の恵みに捧ぐ
夜は明けて 明日がくる歓び 感じて