校庭の鉄棒で
逆上がり出来るかな
肩を寄り添えば
君とキスしてた
風見鶏 夏の終わりを
遠くに見て何想う
つゆくさに思いを馳(は)せて
駆け抜けた頃に戻って
僕の知らない景色に僕が溶け込む
それだけで
風のない街で暮らし慣れてたけど
僕と風見鶏 探しあてた空
茜さす空を見上げて
僕の知らない君になって
土手に咲く花を見下ろし
微笑み返す僕になった
切なくてただ愛しくて
暮れゆく夏 風になって
瞳閉じて耳を澄ませば
僕と君の未来になった
僕と君の未来になった…