足もとくすぐる波さえ
少し遠慮がち
私は無邪気になれずに
海と話してる
あの人のこと気にしすぎてる
友達が言い笑うつもりが
泣きそうになった
* 恋したら騒がしい風が吹き
はぐれそうな天使が
私のまわりであわててる
恋したら雲の流れも速く
はぐれそうな心があわててる
見つめているだけで
ふいに熱くこみ上げる
あの人にも
気づかれてる隠せない心
夢はいくつも飛び越えたのに
まるで少女のときめきほどに
はがゆい気分で
潮風に体ごとさらしたら
少しは楽になると
思いたった私が不思議
潮風に逆にあおられそうな
あやうい恋心にあわててる