明け方の空は寝ぼけて
夕暮れの色を朝に映す
それはとても澄み切っていて
吸い込まれそうになるんだ
君と何度夜を見送り
いくつの朝を迎えただろう
時計の針は6時を過ぎ
光が散らばっていく
ほしい物は他に何もなかった
過去も未来さえ
確かにこの手の中にあるはずと
そう、思ってた
消えていく声は微かに
僕の名を確かに呼んだ
僕はただ祈るように
声の限り叫んだ
つないでた君の右手を
いつまでも離せなかった
あのぬくもりはリアルに
今も残って僕を鈍らせる
生まれるものと消え去るもの
繰り返して僕らは存在(い)る
そんなことはわかってるけど
どうにもならないこともある