雨が上がったら
水溜りに映る そびえるビル達
もしも向こう側
もう一つの世界 あったとするなら
ただひたすらに歩いてきた
この道のり振り返り立ち止まる
水溜りの向こう きっとそこにあるよ
どこかに忘れてきてしまったものが
知らず知らずの間
築いた自分らしさ 多くを失った
けれど だからこそ知れたものをちょっと
誇っていいのかも
道路の脇の 水弾いてく
車輪のように進もうと
右足を出す
* 水溜りの向こう 僕はここにいるよ
行きたい所が ここにはあるからさ
虹に雨が必要なように
街にカフェが必要なように
僕はいるんだ 誰だっているんだ
この世界にね