バスはゆらり揺れながら夜の街を出る
追われるように飛び乗ったままで
知らない場所へとひた走る
闇の向こうの景色をただ追っていくだけ
置いて来た君を思い出さぬよう
夜の輪郭を目でなぞる
今や僕の行く末はこの道だけが知っている
手の鳴る方へと歩く子供のように
光誘う方へ ひたすら走るのさ
行き着く先には何かが待つはずさ
僕が僕でいられるように止まらないで
代わり映えのない日々をただ繰り返してた
適当に頷いて適当に話して
君は今頃何をしてるかなぁ
くだらなく笑えたらそれこそが幸せ
そうか、いつも変わらない声がずっと
響いているなら
明かり灯る方へ 君が待つ街へと
今すぐに飛び出してこのまま引き返すんだ
君に会えたらまずなんて言おうかな
そうさ!明かり灯る方へひたすら向かうのさ
たどり着いた先には笑顔が待っているから
僕が僕でいられるのはそこしかない