夜毎 月齢をただ数え あなたを待つ
夢 散る葉の如し
奏 月影のワルツ
木々 ざわめきはやがて
風 湖上のゆらめき
霧 ドレスに抱かれて
宇宙 銀砂子浴びる
浸す爪先は弧線をしるし
夢幻と調和され無限となる
遠く それは遠く
円鏡の上 踊るでしょう
空が剥がれ落ちて
もがれた翼の傷は癒えない
望 月は巡り 朔
紅く燃え盛る炎の中に
限りなく澄んだ悲しみの蒼
崩れ落ちる城で
あなたに逢える夢を見た
今が覚めぬ悪夢ならば
迷わず私は身を投げるでしょう
遠く それは遠く
円鏡の上 踊るでしょう
空が剥がれ落ちて
もがれた翼の傷は癒えない