それは幾つもの 出会いの中で
気付かぬままに 同じ時間(とき)を
涙雲に覆われた日々も
君はいつも 君のままで
日陰にうつむく名も無い花の様な
僕の心も 笑顔で照らしてくれる
ありがとう ありがとう
君がくれた 優しさの数だけ 伝えたいよ
本当はね 目の前で聴いて欲しい
もう二度と叶わぬ事だけど
突然目の前に訪れた闇に
僕はどうする事も出来ず
子供みたいにただ大声で
泣く事しか出来なかった
何も言わず旅に出た君だったけれど
大事な事 最後に教えてくれたんだね
分からない 分からなきゃって
何度も 言い聞かす自分がまた嫌になって
本当はね 同じ夢語り合った
あの頃にもう一度戻りたくて
君が着てた赤のニット
実はずっとマネしてみたかった
だけど、どこをみても、なくて
五年、十年、何百年
経てど待てど
当たり前の温もりや、着心地
安らぎ
哀しみといい
それはやっぱどこにもないんだと
なんて気づき始めたやっと今頃
こんな迷子になる前に、会いたかったよ。
星の見えぬ 最後の夜
僕は君に何も言えなかった
だから今夜 想いを込めて
さよならじゃなく この言葉を
ありがとう ありがとう
君がくれた 優しさの数だけ 伝えたいよ
本当はね 目の前で聴いて欲しい
もう二度と叶わぬ事だけど
いつまでも いつまでも 忘れないよ
悲しんだ分ね 強くなるよ
どこまでも どこまでも 声をあげて
この歌が君に届く様に