アルバムの最後の
色あせた押し花が
海辺に誘うの
駅員に頼んで
写真撮ってもらった
同じベンチで
あなたがいないだけ
赤いスイートピーの
花が咲く 季節が また来るの
もしも強引にこの腕を
つかんで生きてくれたら
続いてるの?
幸福な結婚してると 聞いた時
何故か ほっとした
優しいあなたには 優しい人がいい
女らしくて おとなしい人が
赤いスイートピーの
花ひとつ 髪へと飾るのよ
少しおとなびた私を
あなたに見せたいけれど
無理な夢ね
きらめく 砂をけって
未来へ翔けていた
あの日に戻れるなら
すべて失くしていい
赤いスイートピーの
花が咲く 季節が哀しいのよ
もしもわがままを言わずに
生きれば運命は ちがったの?