久しぶりに逢ったあなた
照れ隠しに髪を触った
よみがえってくる思い出が
溢れぬ様に大人ぶって
隣で歩くあたしにあなたは
前を向き話しかける
さり気ない返事装い
あたしもよそ見をして
声を聞いて泣きそうになるけど
何故だか解らない
もう戻れない悲しみなのか
出逢えた喜びなのか
気付かないように 気付かれないように
急ぐつもりはないのだけれど
色んな事聞きたかった
きっと知らない事ばかりだと
あなたの指輪に戸惑った
このままだって充分じゃない
言い聞かせる手に爪の跡