要らないモノと守るモノ
区別がつかなくなっていたよ
未来 希望 不安 自由
何が必要なんだろ?
溜息に曇る雑踏の中で
深い迷路に迷い込んだ影
半端になる 夢のカケラ
夕日に染まる 真っ赤に腫れ上がる
情けない声上げ 描いた理想の間で
叫んでみても もがいてみても
誰にも届かなくて
眩しい未来なんて
容易(たやす)く手に入ると思ってたのに
寂しさとすれ違う度
涙で明日が滲んでゆく
存在を丸ごと否定するかのように
僕等は何処に向かえばいい?
少しでも進めているのかな?
誰か声を聞かせて欲しい
浅い眠りについた頃に
少年が僕に話しかける
「勝たなくてもいいんだよ」
「負けなくてもいいんだよ」って
目覚ましの音が新たな未来を呼び
また違う景色与えてくれるから
あの頃の自分に
大きく手を振り負けないで行くよ
夢を追いかけ飛び出した少年が大人になり
手放したカケラは数え切れないけれど
覗き込んで見てごらんよ
胸の中に秘めている声や愛は
決して消えないからね