誰がこの叫びを聞こうとして
誰がこの叫びを聞いてくれるだろう
孤独だけが彼女を呼んでは
いつまで置き去りにするというの?
暗い瞳の奥を 彷徨う彼女は
私の目に映る まぶしい太陽や
月や星たちを嫌うから
どこへも行けずに
ただただ目を閉じては
彼女へと語りつづける
どんなに鋭く尖ったものが
彼女を深く突き刺そうとも
祈りを込めた花さえ
散り ぬくもりは
なおも彼女を置き去りにしてく
保障された愛なんて
ありはしないはずと
解っていながら
なぜこんな日が来るのを
止めることができなかったのか
なんて矛盾に
彼女は心を責めつづけては
悲しみを叫ぶ
どうして気持ちはそう簡単に
強いものに魅かれ
なぜ遠くのものへ
流れていってしまうものなの?
彼女を置き去りにしないでいて
彼女に見つめ返されるたびに
彼女の鼓動ひとつひとつとともに
私の胸は何千回ときりもなく
痛みつづけてくから