そろそろ一人前になる
炊きは妙にはりきって
鍋のすすを顔中に塗りたくって
化粧している
そうだいくつもの夜にいくつもの感情
揺れているのは
ランプの炎
* ハリケーン・リリ, ボストン・マリ
誰も君のようには笑わない
ハリケーン・リリ, ボストン・マリ
誰も君のようには泣かない
臆病者が唱えてるやさしさは
いつも無責任
耳に心地良い言葉に
いつまでも酔っぱらっている
死んだ後までも見栄を
はるつもりだな
俺は手強い日々を走り抜けてゆく