受験日は そこまで来ているのに
何も手につかず
二人でいると せつなくて
理由もなく喧嘩ばかり
春になれば すべてうまくゆくさと
別れたよ 映画の後 クリスマスの夜
いつまでも忘れない
今でも目をこうして閉じれば19のままさ
でも僕等 もう二度と
あの日のきらめき この腕に取り戻せない
今もあの娘 長い髪のままかな
僕はほら ネクタイしめて
僕が僕じゃないみたい
いつまでも忘れない
今でも目をこうして閉じれば19のままさ
でも僕等 もう二度と
あの日のきらめき この腕に取り戻せない
19の時 君 うちを出てから
この都会一人 アパート暮らし
7時に目覚まし時計止めて
コーヒーだけの朝食すませ
今日は何を着ていこうかしら
毎朝迷う鏡の前
でも迷うほどハンガーケースの中
洋服 並んでいるわけじゃない
電車の扉に 押しつけられて
朝日の中を 君は一人…
土曜の夜 テーブルごしに
声かけられる 見知らぬ男に
でも寂しさ 投げ出せるような
少女の頃は もう遠い日々
本当の愛見つけるその日まで
夜更けの街で 君は一人…