また一片 花びらが千切れる
風を止める力は ない
向こう岸で泣き崩れる君に
せめてもの餞に なれ
あの日の約束は 忘れていいよ
ただ一足 乗り過ごした愛が
何故こんなに全て 引き裂く
また一筋 星屑が流れる
時を止める力なんて ないから
祈りを捧げなよ 一つでいいよ
自分の幸せを 願えばいいよ
* 同じ色の痛みを許し合って
違う色の過ちを責めた
同じ色の明かりを灯し合って
違う色の扉を隠した
今君の為に 色褪せた花が散る
今君の為に 色褪せた星が散る
その夢の中で おやすみ
あと一匙 入れ損ねた愛が
何故こんなに全て 狂わす
もう一荒れ来そうな街角
傷を庇う傘なんて ないから
出口をみつけなよ 一つでいいよ
自分の幸せを 探せばいいよ
同じ色のリズムを刻み合って
違う色の足音を消した
同じ色の景色を描き合って
違う色の季節を閉ざした