どうしてキミはいつも
名前を欲しがるの
誰かに呼ばれるのを
待ち続けているの
春を誘い込むには
幼すぎる両手に
小さな胡桃ひとつ
しっかりと包んで
薔薇娘
そこにどんな宝を隠してるの
夕焼けに頬が染まっても
放さないの
どうしてキミはいつも
約束を嫌うの
誰かに夢中になって
忘れちゃいそうなの
薔薇娘
それはどんな夢を見せてくれるの
いつの日か遠くへ
連れていってもらえるの
薔薇色の空へ
花のように手を開けば
何もない
宝がいつの間にか代わってた
どうしてキミはいつも
名前を欲しがるの
誰かに呼ばれるのを
待ち続けているの
待ち続けているの
浅い春の岸で