あなたのかいた絵の中に入っていって
ぐるぐるかきまわすわ
だいなしにしてしまうのよ
ないているのよ。
あたしをどうか 黒くぬって下さい… おねがいよ
彼女は鏡を手にとって
「大きな光る実がないの」
彼が育てた木をたたいた
あなたのペンは誰を想って描くのか
知っているわ
追いかけてよもつと 青い影
知っているわ
私をみて 存在の色
心の彼よ どいて どいて
ないているのよ。
あたしをどうか 黒くぬって下さい
あなたと笑う