こんな風に終わるなんて
僕は思ってなかったんだ
きっと君もそうだろう
悲しいよりも悔しいよ
君を失くして気づいた
ひとりきりじゃケンカもできない
文句さえ言えやしない
あたりまえのことだけど
もう会えなくて
もしあのときに
ありがとう
て、言葉にできたならば
泣きながら
突きつけられた
現実も
受けとめられたのかな
消せずに保存したままの
“—これから帰るね―”のメール
君が僕へと吐(つ)いた
最初で最後の嘘
逢えずにすれちがう日が
僕らには多かったから
疲れたと言いながら
帰ってくる気がしてる
もう会えなくて
時間の止まった
この部屋に
取り残されてるならば
いま君は
遠い国へと
旅にでも
出たと思うよ ここで
普通に過ぎゆく日々を
君が特別にしていたと
あらためて気がつくなんて
遅かったよね
「元気です。」
空見上げながら
つぶやくから
どこかで見てて
いつも どんなときも
僕は君のこと
本当に
しあわせにできてたかな?
もう会えなくて
いまはつらいけど
いつの日か
僕が逝くの待っていて