夜が今 都会を染めて
ビルの窓 入江みたい
アスファルト 影落して
二人 動けないまま
SAYONARAの言葉
長い接吻(キス)で伝えて
君を折れるほど抱きしめた
NOVEMBER SNOW
空から落ちて来た
白い雪が肩につもる
NOVEMBER SNOW
次の季節までが
急いでいるわと
君は淋しげにそっと
つぶやく
矢のようなヘッドライト
横顔を通りすぎる
ジャケットの襟を立てて
二人 佇んでいた
戻れない愛に
迷い込んだロマンス
僕はもう君を救えない
NOVEMBER SNOW
腕からすり抜けて
ふいに空を見上げながら
NOVEMBER SNOW
君は瞳の中
雪を受け止めて
泣いていないふりをして
微笑む