仕掛けた 最後の花火が
冷たく曇る窓越しに
ぼやけて 消えた
さよなら ばかな季節
四角い 小さなこの町
何度も 見渡してみては
数える 消えた 約束
でもどうか嘆かないで
きみがいつか大人になり 忘れるまで
こわい夢も ああ 不安な日も全部
付き合ってあげる
ひとりで
ここへやって来た ふたりは
ふたりを見つけた
こぼれた 言葉つないで
手をつないだ
まあるい 小さなこの空
ここから 見渡してみれば
世界は まるで
他人のように頼りなく揺れる
きみがいつか大人になり 忘れるまで
こわい夢も ああ さみしさも全部
付き合ってあげる
なにが永遠の愛か なのが真実か
まるで分からないけれど
きっと ひとつだけ言える
きみがいつか大人になる そのときまで
こわい夢も ああ 不安な日も
ただ付き合うよ
でもね
ずっとふたり
大人になどなれないかもしれないね
心配で疲れ果てても
髪を撫でて 笑わせて 付き合ってあげる