千葉県市原市で9月26日、小学6年の男児(12)が男に連れ去られる事件があったことが29日に分かった。男児は軽傷を負ったが自力で帰宅したという。警察は110番通報を受けて身柄を確保した後、事情聴取の際に警察官に暴行したとして、自称・市原市の職業不詳、石田大介容疑者(37)を公務執行妨害容疑で現行犯逮捕した。男児は26日夕、自宅に帰宅した際、玄関付近で後をつけてきた石田容疑者に連れ去られ、近くの公園の茂みで殴られたり首を絞められたりしたという。男児は「殺される」と思い、とっさに死んだふりをして石田容疑者が立ち去るのを待ち、すきを見て逃げて3時間後に帰宅した。男は男児が死んだと思いこみ、「首を絞めて人を殺した」と自ら110番。男児の連れ去りを認めたため、警察が身柄を確保した。その後の事情聴取で、警察官の腰を殴ったとして公務執行妨害で現行犯逮捕。石田容疑者について「子どもがゲーム機を取り上げられた」などの苦情が相次いでおり、警察が繰り返し警告していた。石田容疑者と男児は顔見知りで、警察は今回の事件との関連を調べている。
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