京浜急行電鉄2000形電車は、1982(昭和57)年12月のデビュー以来30年が経過しましたが、これを記念してトップナンバー・2011編成の外観がデビュー時の「窓枠回りを白」とした塗り分けとなり、1月24日の第715C列車(特急/京急久里浜→羽田空港国内線ターミナル)よりこの塗装での運行を開始しています。
2000形といえば、デビュー以来"快速特急"(現在でいうA快特)専用の2扉固定式クロスシート車両として、翌1983年に鉄道友の会「ブルーリボン賞」受賞、品川駅と三浦半島を結ぶ京急のフラッグシップに君臨し人気を博していましたが、後継・2100形電車の登場で3扉ロングシート化が進み(車端部はボックスのまま)、塗り分けも赤に白帯という現在のものに変わりました。
この度のリバイバル塗装は2000形全車の3扉化が完了した2000年以来、3扉の車体であるものの、久々に2000形本来の塗り分けが復活しました。なお車体裾の検査表記は「(平成)25-1 久里浜工」とあるので、検査入場も兼ねて行われたようです。
リバイバル塗装での運行期間は約2年程度の予定で、2月以降は関連グッズ販売があります。また車両運用は他の2000形と同様で、主に新逗子発着のエアポート急行や平日朝夕の快特などに充当されています。
余談で、最後のシーンは昨年10月に線路の高架化が完了した京急蒲田駅ですが、近傍の南蒲田交差点の第一京浜・環八アンダーパスも昨年12月に供用開始となり、付近の道路渋滞が緩和されています。
《撮影日》2013.1.24