数年前に他界した新郎の父「きっと父さんだったらこんな風にお礼を伝えるんじゃないかな」そう考えた新郎からの家族、親戚、近所の人への感謝の言葉。私は会うことも、一緒にお酒を飲むことも果たせなかった。けれど、披露宴中に会えた気がした。桜が散らずに残っていたのは、お父さんが風となり華吹雪の祝福をするためだったように思えて仕方なかった。そこにお父さんはいたんだ。きっと。